研究課題
基盤研究(C)
本研究は、沖縄における字誌づくりに字文書資料を活用することを目的に、沖縄北部地域の今帰仁村兼次の字文書資料約1900件を整理し、字文書の実態と利用可能性を検討した。字文書資料の整理には多大な作業量を要するが、その利用によって、字誌の内容は精度を高め、豊かになる。さらに、上位の地域史(市町村史)、とくに戦後生活史研究に良い作用を及ぼすであろう。従来、字文書資料の評価と活用は低かったが、今後その発掘と活用に取り組む必要がある。