研究課題/領域番号 |
23520830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
千々和 到 國學院大學, 文学部, 教授 (10013286)
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研究分担者 |
矢部 健太郎 國學院大學, 文学部, 准教授 (20459001)
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連携研究者 |
大河内 千恵 國學院大學, 大学院, 特別研究員
窪田 涼子 國學院大學, 文学部, 兼任講師
角田 朋彦 京都造形芸術大学, 非常勤講師
長又 高夫 身延山大学, 仏教学部, 准教授
堀越 祐一 國學院大學, 文学部, 兼任講師
山崎 布美 東京大学, 史料編纂所, 非常勤職員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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キーワード | 起請文 / 勧請型起請文 / 罰文型起請文 / 貞永式目 / 牛玉宝印 / 中世史 / 近世史 / 血判 |
研究概要 |
中近世の日本の誓約の文書は「起請文」と呼ばれた。それは、まず約束の内容を書き、そのあとに「もしウソをついたら、神仏の罰をうける」と書く。これまでその最初の史料とされていたのは、1148年の奈良・東大寺に残る文書だったが、2007年に琵琶湖北岸の塩津港遺跡から出土した木簡は1137年の年号があり、千々和が以前に「勧請型起請文」と名付け、中世初期からの存在を指摘した形式のものだった。これは、まず神仏をこの場に招き(これを勧請という)、そのあとに約束をし、それから「もしウソをついたら、神仏の罰をうける」というものである。本研究は、この新資料を起請文の歴史に位置づけ、その歴史を書き直すものとなった。
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