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2012 年度 実施状況報告書

近世瀬戸内の渡海船の研究―その存在形態と商品流通・旅客輸送に果たした役割の解明―

研究課題

研究課題/領域番号 23520846
研究機関愛知学院大学

研究代表者

中川 すがね  愛知学院大学, 文学部, 教授 (80227743)

キーワード渡海船 / 瀬戸内 / 海運 / 湊
研究概要

平成23年度に引き続き、瀬戸内沿岸の自治体史・史料集・史料目録による検索と複写による史料収集をおこなった。
また平成23年度の文献調査により選定した瀬戸内各地の史料所蔵機関のうち、広島県立公文書館・同図書館、愛媛県立図書館、大阪府歴史博物館で史料調査を行い、渡海船および湊関係の文献史料や古文書の撮影をおこなった。
それを分析して、瀬戸内沿岸の湊と渡海船の状況についてデータベースを作成中である。また幕府海辺巡検使の史料や、絵図・海図、道中記・旅行記などから、瀬戸内沿岸の湊と現在の地形との照合や航路の確認を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

瀬戸内沿岸の史料所蔵機関への調査はおおむね順調であるが、渡海船の所在や湊の状況に関する自治体史や史料集などの文献調査が少し遅れている。これは主として平成24年4月に兵庫県にある甲子園大学から中部地域の愛知学院大学に異動したために、甲子園大学に備えていた海運関係の文献や大阪・兵庫の図書館等の書籍類を利用できなくなったためである。また瀬戸内沿岸から離れたために、調査が難しくなった。その結果、現在のところ当研究による業績の公開ができていない。今年度は文献の収集と調査を最優先で行い、報告書の作成を第一にしたいと考えている。

今後の研究の推進方策

今年度は最終年度であるため、治体史や史料集などの文献の収集を最優先として、徳島・山口・高知などまだ調査が完了していない地域での史料調査を行う。これにより現在作成中の渡海船のデータベースをより精緻なものとする。
また瀬戸内の渡海船の存在形態や、商品流通や旅客輸送に果たした役割、近世海運史上の位置づけなどについてまとめ、渡海船のデータベース、航路図などの資料などとあわせ報告書を作成し、HP上で公開する準備を調える。

次年度の研究費の使用計画

該当なし

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公開日: 2014-07-24  

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