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2013 年度 実績報告書

8~10世紀東アジア外交文書の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23520875
研究機関國學院大學

研究代表者

金子 修一  國學院大學, 文学部, 教授 (60093952)

キーワード外交文書 / 国書 / 日本 / 渤海 / 新羅 / 古代中国
研究概要

本研究の目的は、8世紀から10世紀を中心に、日本と渤海・新羅及び中国(宋・隋・唐)との間で交された外交文書について、諸写本を調査して校訂したテキストを作成すると同時に、そのテキストに基づいて読み下しと註釈とを作成することである。また、その作業によって得られた知見に基づいて、当該期の国際関係について多角的な検討を加え、対外関係史に関する新たな成果を提示することである。
以上の目的に従い、該当する外交文書の読み下し・註釈その他の作成を進めながら、訳註作業従事者の研究発表を行うとともに、必要に応じて外部の専門家を招いて研究会を開いた。平成23~25年度の3年間に都合25回の訳註作業の会合と研究会とを開き、訳註作業の完成した平成26年1月26日には浜田久美子(国会図書館)・古畑徹(金沢大学)・榎本淳一(工学院大学)・藤野月子(九州大学)・荒川正晴(大阪大学)・森公章(東洋大学)の諸氏を招き、本研究の内容に合わせて、「古代東アジア・東ユーラシアの対外交通と文書」と題する研究会を開いた。
こうした作業や共同研究の活動と並行して、本研究の成果を書物として公刊することを企画し、平成25年度科学研究費助成事業(研究成果公開促進費、課題番号255081)の交付を受け、本研究の研究代表者金子修一・連携研究者鈴木靖民・石見清裕及び浜田久美子の編集で『訳註日本古代の外交文書』(八木書店、本年2月刊)として刊行することができた。なお、当初は該当する外交文書は40通ほどであるという見通しであったが、研究作業が進むにつれ、従来注意されていなかった史料も見いだすことができ、最終的に訳註を作成した文書は50通となった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 禰氏墓誌と唐朝治下の百済人の動向2013

    • 著者名/発表者名
      金子修一
    • 雑誌名

      日本史研究

      巻: 615巻 ページ: 103-120

  • [雑誌論文] 東アジアの中の古代日本と吉備2013

    • 著者名/発表者名
      鈴木靖民
    • 雑誌名

      岡山の自然と文化

      巻: 32巻 ページ: 228-249

  • [雑誌論文] 皇極紀百済関係記事の再検討2013

    • 著者名/発表者名
      廣瀬憲雄
    • 雑誌名

      日本歴史

      巻: 786巻 ページ: 1-16

  • [雑誌論文] 契丹と渤海との関係2013

    • 著者名/発表者名
      赤羽目匡由
    • 雑誌名

      アジア遊学

      巻: 160巻 ページ: 70-75

  • [学会発表] 玄宗的祭祀和則天武后之関係

    • 著者名/発表者名
      金子修一
    • 学会等名
      国際武則天学術研討会
    • 発表場所
      四川省広元市(中国)
  • [学会発表] 唐代における皇帝の喪葬儀礼の日程について

    • 著者名/発表者名
      金子修一
    • 学会等名
      日本史研究会古代史部会
    • 発表場所
      京都市
  • [図書] 大唐元陵儀注新釈2013

    • 著者名/発表者名
      金子修一(主編)
    • 総ページ数
      428
    • 出版者
      汲古書院

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公開日: 2015-05-28  

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