研究課題
基盤研究(C)
この研究は、海外の研究者からは理解し難い現状にある、独自の展開をしてきた日本の中国近世地域史研究の実態と特徴を明らかにし、当該研究の今後の可能性を模索するための問題提起をすることを目的とした。また、中国近世地域史研究が具有してきた“足枷”をはずしていくための方法を探るために、地方志や石刻の史料性を検討し、今後の当該研究の可能性を模索した。この研究を通して、中国近世における「地域」像に関する、国際的視野からの議論をするための幾つかの有効な問題提起ができれば幸いである。
中国近世社会史研究及び地域史料論