研究課題
基盤研究(C)
本研究は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてパリでおこなわれた国政および地方選挙において、地方出身者の集団がいかなる役割を果たしたのかを調査したものである。その結果、地方出身でありながら選挙を通じて市政や国政に進む者は多かったが、彼らが選挙において同郷会の積極的な支持を得ることは少なかったことが判明した。これは、地方出身者がパリ社会に統合されていたという近年の見解を確認するものであり、同時に、地方出身議員の経歴や支持層について、新たな疑問を導き出すものでもある。
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年報都市史研究
巻: 20号 ページ: 169-171
史林
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歴史学研究
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