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2013 年度 研究成果報告書

ミノア・ミュケナイ期~前古典期における国家と宗教の諸相と変容に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23520901
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 西洋史
研究機関愛媛大学

研究代表者

山川 廣司  愛媛大学, 法文学部, 客員教授 (30113682)

研究分担者 古山 夕城  明治大学, 文学部, 准教授 (10339567)
研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードギリシア宗教 / 国家 / 王権 / ミノア期 / ミュケナイ期 / 初期鉄器時代 / アーケイック期 / クレタ
研究概要

本研究は、ミノア期から前古典期までの長期間にわたる国家権力の担い手の変遷とそれに伴う宗教の諸相と変容について考察した。
クレタとペロポネソスでの現地調査の成果をふまえ、(1)ミュケナイ期の権力者は自らの天空神信仰を中心とする宗教に地母神信仰の先住民の宗教を取り込みながら宗教儀式を通して権力の維持強化を図ったことを解明した。(2)初期鉄器時代の宗教がどのようにポリス時代の宗教に変容したかを、クレタ島における法碑文の成立状況を題材に、法顕現のトポスとなる「聖なる空間」の象徴的意味をクレタ各地の聖所・神域・神殿の歴史的変遷に照らし合わせて考察し、アーケイック期に地母神から男性神への変容を解明した。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2014 2013 2012

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ミュケナイ期ピュロス王国の宗教と王権−ポセイドーン崇拝とポトニア崇拝2014

    • 著者名/発表者名
      山川廣司
    • 雑誌名

      愛媛大学法文学部論集人文学科編

      巻: 第36号 ページ: 99-122

  • [雑誌論文] ミノア期からミュケナイ期における宗教の諸相と変容2014

    • 著者名/発表者名
      山川廣司
    • 雑誌名

      平成23〜25年度科学研究費補助金(基盤研究C)研究成果報告書

      ページ: 5-25

  • [雑誌論文] クレタ暗黒期からアルカイック期の宗教変容と法の世界2014

    • 著者名/発表者名
      古山夕城
    • 雑誌名

      平成23〜25年度科学研究費補助金(基盤研究C)研究成果報告書

      ページ: 27-42

  • [雑誌論文] ミュケナイ時代の聖所2013

    • 著者名/発表者名
      山川廣司
    • 雑誌名

      駿台史學

      巻: 第147号 ページ: 1-23

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 古代ギリシアの宗教と王権―山頂聖所とミノア王権―2013

    • 著者名/発表者名
      山川廣司
    • 雑誌名

      第5回四国地域史研究大会プロシーディングズ

      ページ: 5-15

  • [雑誌論文] アルカイック期クレタにおける法碑文のコスモロジー―形式・形態分析と現象論―2013

    • 著者名/発表者名
      古山夕城
    • 雑誌名

      駿台史學

      巻: 第147号 ページ: 25-69

  • [学会発表] 古代ギリシアの宗教と王権―山頂聖所とミノア王権―2012

    • 著者名/発表者名
      山川廣司
    • 学会等名
      第5回四国地域史研究大会
    • 発表場所
      愛媛大学総合情報メディアセンター・メディアホール
    • 年月日
      2012-10-27
    • 招待講演
  • [図書] 四国遍路と山岳信仰2014

    • 著者名/発表者名
      山川廣司
    • 総ページ数
      131
    • 出版者
      岩田書院

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公開日: 2015-07-16  

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