研究課題
26年度は、第二次世界大戦のポツダム協定のドイツ系住民の追放に対して、アメリカ合衆国がいかなる影響を与えたのか、アメリカ政府とアメリカのハンガリー系コミュニティの動向を調査した。ワシントンD.C.では議会図書館において所蔵されている文献を収集した。ニュージャージー州ニューブラウンズウィックにあるアメリカのハンガリー基金の図書館・文書館でも資料調査をすることができた。ここの館長のモルナール氏とアーキヴィストのパーパイ氏の案内で、このテーマに関する所蔵されている文献や史料をくまなく知ることができた。これらの調査によって、チェコスロヴァキアとハンガリー間の住民交換の政策決定に至る国際的議論とアメリカのハンガリー系コミュニティの第二次世界大戦とその後の対応について新たな知見を得ることができた。現在、26年度のアメリカ合衆国での調査で収集した資料を基に論文を作成している。
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ノーマン・M・ナイマーク著、山本明代訳『民族浄化のヨーロッパ史―憎しみの連鎖の20世紀』
巻: 論文集 ページ: 294-321
Láphaft Áron, Pap Norbert, Remenyi Péter szerk., Átmeneti zónák és áramlási terek a Balkánon
巻: 論文集 ページ: 7