研究課題/領域番号 |
23520923
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
丹羽 佑一 香川大学, 経済学部, 研究員 (50140471)
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連携研究者 |
小畑 弘巳 熊本大学, 文学部, 准教授 (80274679)
竹広 文明 広島大学, 文学研究科, 准教授 (60252904)
藤野 次史 広島大学, 広島大学博物館, 准教授 (20144800)
吉田 広 愛媛大学, 愛媛大学ミュージアム, 准教授 (30263057)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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キーワード | 先史時代 / サヌカイト / 石器 / 流通 / 専業集団 / 金山 |
研究概要 |
実験考古学、石器型式学、蛍光X線成分分析によって、先史時代の香川県金山産サヌカイト製石器の広域流通を担った回遊する専業集団の存否を検討した。縄文時代には、金山では板状石核だけ生産される。石核は、近畿、中四国の各地域社会の中心集落に持ち込まれ、分割され、周辺集落に分配される。各地方に石核生産・流通専業集団が想定される。弥生時代には、金山では板状石核から大型剥片まで生産される。自然礫、石核、大型剥片が近畿、中四国の各地域社会に持ち込まれる。金山周辺に石器生産専業集団と各地方に流通専業集団が想定される。両時代を通じて、地方と金山を直接結ぶ流通集団が想定されるが、各地域を回る流通集団は明らかではない。
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