研究課題
基盤研究(C)
3Dレプリカを用いた研磨実験から、研磨進行および鋒折損再生に伴う武器形青銅器の形態変化の実態を具体的に提示した。その結果、銅矛・銅戈に対し、銅剣において研磨進行に伴う形態変化が大きいこと、鋒折損再生は限定的であること、斧刃状再加工においては磨製石器製作との関連が窺えること等を導くことができた。そして、武器形青銅器のライフサイクルとして、使用に伴う研ぎ減り・再生が限られ、大きな欠損を生じた場合は、原料として鋳潰された、あるいは小型利器素材として分割・流通した可能性が高いと結論づけた。
すべて 2014 2013 2012
すべて 学会発表 (5件) 図書 (1件)