研究課題
基盤研究(C)
本共同研究において7~13世紀の日本鐘・中国鐘・朝鮮鐘の実物の調査によって、日本鐘は、中国鐘の様式、および現存しない中国鐘あるいは朝鮮鐘の技術の影響のもとに7世紀に成立し、それ以降も中国鐘や朝鮮鐘の影響を絶えず受けながら、様式と技術の変化をとげてきたことが判明した。また、中国における鋳鐘民俗技術には、中国国内でも地域差があり、日本鐘に類似する様式の鐘が分布する江南地域には、日本鐘鋳造の民俗技術に類似する造形技術が存続している。このほか、日本鐘の銘文も、朝鮮鐘と中国鐘の影響によって変遷したと考えられる。これらは、東アジアにおける文化交流と呼ぶべきものである。
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