研究課題/領域番号 |
23520952
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
今里 悟之 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (90324730)
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キーワード | 小地名 / 認知言語学 / 村落空間 |
研究概要 |
本研究全体の目的は,日本の村落空間における最小スケールの地名であると考えられる,田畑一筆ごとの名称の実態を明らかにしたうえで,命名のパターンや一般的傾向を見出すとともに,地域間の差異,集落間の差異,集落内部の世帯間の差異などを分析し,その差異の背景となる自然的・社会的条件について考察することであった。 IGU(国際地理学連合)の京都会議では,前年度の人文地理学会における特別研究発表の成果に基づき,国際的文脈や普遍的原理の中に研究を位置づける形で発表を行った。さらに,この学会発表の内容を基礎として,国内外の小地名研究に関する文献研究を加え,イタリアの地理学雑誌(英文)に投稿した(印刷中)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前年度途中の転勤後,依然として主に教育に関わる新規業務に多くの時間を消費し,研究に充当できる時間が予定よりも大幅に少なくなったため。
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今後の研究の推進方策 |
基本方針に変更はなく,本年度までやや遅滞した分を取り戻す予定である。また,研究成果の英語による出版(書籍および論文)を引き続き重視し,支出における英文添削料の比重がある程度大きくなる予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
旅費については,学会発表を行った国際学会の開催地が国内であったため予定額から大幅に少額になったためと,現地調査が予定ほどには進捗しなかったためである。 次年度は最終年度であるため,現地調査を一定程度進めるとともに,研究成果の公開に重点を置くことから,英文添削料に多額を消費する必要があるため,今年度の残額と合算した予算をこれらに充当する計画である。
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