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2013 年度 研究成果報告書

日本の遠洋漁船における外国人出稼ぎ者の多文化コミュニティ形成に関する人類学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23520976
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関京都大学 (2012-2013)
筑波大学 (2011)

研究代表者

風間 計博  京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (70323219)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード文化人類学 / 遠洋漁業 / 出稼ぎ / キリバス
研究概要

グローバル化の進行する中、国際的な労働力移動が活発化している。日本の遠洋漁業でも、国際的競争の激化、若年労働者不足等の背景から、外国人契約漁船員への依存が著しい。カツオ一本釣り漁船や巻き網魚船では、インドネシア人やキリバス人が乗組員として働いており、日本人乗組員を数の上で凌駕している。これらの漁船では、異なる文化的背景をもつ漁船員たちが、一航海約2か月の間、密室状態で寝食を共にし、協働する必要がある。しかし、文化的他者間で深刻な軋轢はほとんどない。漁船員たちは、船上労働において実践的に協調しながらも、適度な距離を保っている。必要以上に干渉しない態度により、多文化共存は維持されている。

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公開日: 2015-07-16  

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