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2013 年度 研究成果報告書

宗教実践と消費文化の人類学的研究─フィリピン民衆キリスト教の聖具消費と流通

研究課題

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研究課題/領域番号 23521002
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関中京大学

研究代表者

川田 牧人  中京大学, 現代社会学部, 教授 (30260110)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードフィリピン / 民衆キリスト教 / 消費 / 聖具 / 文化人類学
研究概要

モノとしての聖具は、生産、流通、消費の各側面において、稀少な真正品に価値をおくのではなく大量生産による模倣品の受容が前提となったシステムが成立している。そのような大量消費の主要な場となるのが都市祭礼におけるパフォーマンスと形象化であり、ここにおいては無数の模倣品が個々の所有者のそれぞれの文脈にしたがって多様に宗教的消費される。さらにその下支えとなるのは、聖像をめぐる不思議な話(奇蹟譚)という宗教知識のテキスト化である。聖像がモノとして個々人のお気に入りに装飾されるのと同様に、奇蹟譚において知識の面でカスタマイズされることを通して、真正品として消費されるのである。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 2013 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 書評『草の根グローバリゼーション』2014

    • 著者名/発表者名
      川田牧人
    • 雑誌名

      東南アジア研究(京都大学東南アジア研究所)

      巻: Vol. 51-No. 2 ページ: 328-331

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 〈教材〉としての枝下用水?社会科副読本において枝下用水はどのように語られてきたか?2013

    • 著者名/発表者名
      川田牧人
    • 雑誌名

      矢作川研究(豐田市矢作川研究所)

      巻: No. 17 ページ: 45-54

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 可視化される祭祀・崇拝2012

    • 著者名/発表者名
      川田牧人
    • 雑誌名

      CIAS Discussion Paper(京都大学地域研究統合情報センター)

      巻: No. 26 ページ: 64-72

  • [学会発表] シンセイなる擬いもの─生産・流通・消費の諸活動からみたフィリピン・ビサヤ地方の聖像祭祀2013

    • 著者名/発表者名
      川田牧人
    • 学会等名
      日本文化人類学会
    • 発表場所
      慶應義塾大学
    • 年月日
      2013-06-09
  • [図書] 呪術の人類学2012

    • 著者名/発表者名
      白川千尋・川田牧人(編)
    • 総ページ数
      322
    • 出版者
      人文書院

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公開日: 2015-07-16  

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