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2014 年度 研究成果報告書

大衆の法意識から見るローマ契約法の研究ープラウトゥス喜劇を素材として

研究課題

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研究課題/領域番号 23530013
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 基礎法学
研究機関九州大学

研究代表者

五十君 麻里子(安武麻里子)  九州大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (30284384)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワードローマ法 / プラウトゥス / 契約法 / 無主物先占 / 合意 / ローマ喜劇 / ローマ大衆
研究成果の概要

ローマ大衆に「うけた」紀元前2世紀のプラウトゥス喜劇を素材として、ローマ人大衆の法知識と法感覚に関する研究を行った。まず、『綱引き』の従来その解釈を巡って争いのあるトラカリオとグリプスの口論は、無主物先占についての広範な知識を観客が持っていない限り面白くない事を示し、ローマ大衆の法知識が相当のものであることを示した。次に『バッキス姉妹』を素材に、奴隷が合意約束をもって交渉に当たり、問答契約はもはや後戻りできない拘束力を与えるものと観念されていた事を示した。ローマ法学においては、大衆の法意識に焦点を当てた研究はこれまでになく、この点が本研究の独創的な点といえる。

自由記述の分野

ローマ法

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公開日: 2016-06-03  

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