研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、政治的責務と遵法義務の異同を考察することで法と国家の基礎理論を構築することにあり、この目的のために、政治的責務を正当化する諸理論のうち、公正の原理に訴えるフェアプレイ論と、国家がもたらす利益に訴える自然状態論を検討し、人間の存在論的事実を考慮に入れるならば、強制力を伴う決定としての法が妥当する状態が各人に利益をもたらすことを示し、地球規模での(潜在的には宇宙規模での)権利保障すなわち法的状態を実現する義務として遵法義務を理解した上で、その遵法義務を適切に果たすために、そしてその限りで、政治的責務は正当化されることを示した。
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Franz Steiner Verlag
ページ: 55-67
Proceedings of the IVR World Congress
法哲学年報
巻: 2013(有斐閣) ページ: 72-88
ページ: 51-62
25th IVR World Congress Paper Series, No. 030/2012 Series D, edited by Goethe University Frankfurt am Main
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http://publikationen.ub.uni-frankfurt.de/frontdoor/index/index/docId/24888
Franz Steriner Verlag
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