研究課題
基盤研究(C)
《概念法学》の創始者とも目されるF.C.サヴィニの法学は、リュケァトの重要な研究の登場以来、とりわけカント以降の観念論哲学との関係での研究が、まさにサヴィニの言語使用の分析を通して進められてきた。しかしサヴィニの法学の典型である古典ローマ法学について、サヴィニがローマ共和政からの、国制史的断絶を超えた有機的発展の成果であることを強調するとき、この構想の背後に、市民的人文主義以来の問題構成が鮮やかにあらわれる。こうした大きな見通しを史料的に補強するために、サヴィニの重要な作品『使命』の厳密な翻訳を行うとともに、サヴィニのタキトゥスおよびF.ベイコンとの関係を明らかにする仕事を執筆しえた。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (2件) 備考 (8件)
法学雑誌
巻: 第60巻 ページ: 381-415
UP
巻: 495号 ページ: 18-24
ZSS rom. Abt
巻: 128 ページ: 298-328
法発展における法ドグマーティクの意義
ページ: 3-25
Gesetzgebung und Rechtswissenschaft
巻: (forthcomming) 2013年5月のストックホルムでの講演が基になっている。