研究課題/領域番号 |
23530056
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
浜田 太郎 近畿大学, 経済学部, 准教授 (00454637)
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キーワード | 国際情報交換 / アメリカ合衆国 / オーストラリア / ニュージーランド / フィリピン |
研究概要 |
日本とオーストラリアのリンゴ、バナナに対する植物検疫を比較し、これらを含む青果実の日本の輸入業者をインタビュー調査した。また、文献データベースでオーストラリアの研究者を調べ、アデレード大学他の研究者にメールで連絡を取り、未公表文献を含む関連文献を入手した。 当初の研究計画では、文献調査と日本側のインタビュー調査後直ちにオーストラリアに現地調査に行く予定であったが、オーストラリアの輸入リスク分析の完了が遅れ、フィリピン産バナナについては輸入リスク分析に従った低病害地域をまだ設定していない。 そこで、研究公表を急ぎ、これまでの研究結果を英文でまとめて英字紙に投稿したところ、掲載可・不可の回答が半年近く待っても連絡がない。重複投稿を避けるため、次年度第1四半期までは待つほかないであろう。 また、学会発表については、2回応募したが、残念ながら発表機会を得るに至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
日本の輸入リスク分析は情報公開法による開示請求を行うほかなく思いのほかの時間と労力が必要になっている。オーストラリアの輸入リスク分析が当初予定より大幅に遅れて完了し、輸入リスク分析に従った低病害地域はまだ設定されていない。やむなく、これまでの研究をまとめて英文で投稿するなど、工夫を凝らし、次年度に現地調査や学会発表をまとめて実施できるように本年度の支出を抑制した。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度に投稿した英文論文は次年度第1四半期まで掲載可・不可の連絡を待つ。第1四半期まで待ち連絡がなければ別の公表方法を考える。また、現地調査と学会発表を年度内に実施できるよう昨年度の支出を抑制しておいたので、次年度前半に現地調査を実施し、後半に学会発表と論文執筆を予定する。
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次年度の研究費の使用計画 |
昨年度1回分の海外旅費を繰り越し、2回分を次年度で執行予定である。年度前半で現地調査、後半で論文発表に用いる予定である。また、昨年度の英文校正費用を次年度後半に予定する英文論文執筆のために繰り越したので、年度後半に執行予定である。
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