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2013 年度 実績報告書

国際競争力の見地にも配慮したコンプライアンス・プログラムの有効性とその限界

研究課題

研究課題/領域番号 23530075
研究機関大阪大学

研究代表者

佐久間 修  大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (00126864)

研究分担者 重井 輝忠  大阪大学, 高等司法研究科, 准教授 (80335497)
キーワードコンプライアンス / 法務人材の育成 / 会社不祥事
研究概要

平成25年度は、前々年度(平成23年度)および前年度(平成24年度)に収集した関連資料や前年度に開催した研究会の内容や意見聴取の結果などをまとめるとともに、法務部門の現状と将来の企業コンプライアンスを担う人材の育成を考える上で、会社の法務部門を担当する若手の養成がどうなっているかについて、一般企業向けのアンケートを実施した。
すなわち、激動する国際社会において多種多様な課題や内外の不祥事に対処するためには、従来のマニュアル化された法令遵守(コンプライアンス)では不十分であり、むしろ、専門的な知見を備えた優秀な人材を採用することで、さらなる発展・深化を期待できるからである。
具体的には、2013年11月11日~12月4日のあいだ、各企業の総務部門3,648社と法務部門設置会社890社(合計4,538社)に対して、アンケート票を郵送してFAX(E-mailも含む)方式で回収したものを集計・整理した。これらは、大学などの養成機関と雇用(企業)側の受入れ事情を考える素材として、いかなる人材が求められてきたか、今後の供給源をどうするかにつき、小冊子にまとめて関係諸機関に配布するとともに、コンプライアンスに関するホームページを新たに開設し、そこに集計結果などを公表した(URL: http://www.law.osaka-u.ac.jp/sakuma-compliance/)。
また、同ホームページでは、これまで開催した研究会の内容や、そこで実施した意見聴取の動向など、さらに、専門の書籍や雑誌に投稿した研究成果なども掲げてあり、広く一般国民がその内容を参照するとともに、必要に応じて質問などのアクセスができるようにした。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 責任と刑罰(その1)── 責任主義の実像と虚像2014

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 雑誌名

      警察学論集

      巻: 67巻1号 ページ: 121~140

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 責任と刑罰(その2)── 原因において自由な行為と責任故意2014

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 雑誌名

      警察学論集

      巻: 67巻3号 ページ: 152~173

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 一般の企業が「法科大学院生」に求めるものは何か? ── 法務人材の養成・育成および法務部門の位置づけに関する実態調査から(NBL Square)2014

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 雑誌名

      NBL

      巻: 1022号 ページ: 6~8

  • [雑誌論文] 因果関係論の現在 ── 条件関係と相当因果関係2013

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 雑誌名

      警察学論集

      巻: 66巻4号 ページ: 108~131

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 法令行為と正当業務行為 ── 生命の保護と法秩序の維持2013

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 雑誌名

      警察学論集

      巻: 66巻6号 ページ: 115~137

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 正当防衛と緊急避難 ── 違法論と責任論の交錯2013

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 雑誌名

      警察学論集

      巻: 66巻9号 ページ: 136~160

    • 査読あり
  • [図書] 共犯の成立範囲と帰属原理 ── いわゆる「中立的行為」について『曽根威彦先生=田口守一先生古稀祝賀論文集[上巻]』2014

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 総ページ数
      20
    • 出版者
      成文堂
  • [図書] 鑑定医による秘密漏示事件・甲斐克則=手嶋豊編『医事法判例百選[第2版]』2014

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 総ページ数
      2
    • 出版者
      有斐閣
  • [図書] 集団的消費者被害に対する刑事法の意義と限界・千葉恵美子=長谷部由起子=鈴木將文編『集団的消費者利益の保護と法の役割』2014

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 総ページ数
      印刷中
    • 出版者
      商事法務
  • [図書] 法務人材の養成・育成および法務部門の位置づけに関する実態調査 ── 一般企業は「法科大学院修了生」や「法学部卒業生」に何を求めているか2013

    • 著者名/発表者名
      佐久間修
    • 総ページ数
      28
    • 出版者
      自費出版

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公開日: 2015-05-28  

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