研究課題
基盤研究(C)
近年、刑事施設に収容された者などに対し刑事施設外の社会での受け入れを強化する政策がすすめられるなか、地元住民など社会と刑事施設や刑罰制度との関係が問われている。本研究は、ドイツやフランスの刑事拘禁や刑事司法制度に関与する民間団体のあり方などを対象に、刑事施設と社会とのつながりを維持するうえでは、従来の「通常の社会から切り離された刑事施設」ではなく、「社会の一部としての刑事施設」というあり方が重要であり、また、当該民間団体を構想するうえで、民間団体と刑事施設などとの「協力・協働関係」を構築すること、刑罰制度などの効率化などに組み込むかたちでは民間団体の意義を限定することになることを示した。
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