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2012 年度 実施状況報告書

所有権界・境界と筆界をめぐる総合的研究~民法・手続法・実務による総合的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 23530113
研究機関愛知学院大学

研究代表者

田中 淳子  愛知学院大学, 法務研究科, 教授 (00308818)

研究分担者 和田 直人  静岡大学, 法務研究科, 准教授 (50380209)
キーワード不動産登記 / 境界 / 筆界 / 所有権界 / ADR
研究概要

平成24年度は、さきの平成23年度実施の調査に基づき、田中が実体法上の観点からの分析を、和田が手続法上の観点からの分析を行い、交錯領域につき相互に分析を行うことを予定していた。さらに分析の制度を上げるため、平成23年度の実地調査について、適宜の補充調査(愛媛地域)および他地域(普遍性の検証)での実態調査(実務家へのヒヤリング)を実施した。さらに、東日本大震災によって、土地の境界が混乱している地域に赴き、現況と問題点、さらには土地家屋調査士の試み等の調査を実施した。
当初、具体的な調査地域として、愛媛県と各種条件(地理的条件、地域調査士会の組織的条件、地図整備の状況等)が近い岡山・宮城等の地域を予定していたが、この地域の調査は次年度に回し、本年度は宮城、仙台を中心に聞き取り調査、現地調査を実施した。仙台も東北地方の中核都市であり、特別な問題状況下の調査ではあるが、平時に生じている境界問題等も顕在化していることもあり、調査地域としてのサンプルとして重要な調査を行うことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

調査対象地域の変更はあったものの、それは震災という特殊事情が生じたことによる変更であり、概ね計画通りに進展している

今後の研究の推進方策

今後は、平成23年度、平成24年度で得た調査結果や分析結果をもとに、相談業務も含め各制度の適正な運用、効果的な連携に向けた理論的基盤いついて検討し、具体的な方策を提示する準備をしたい。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度は、平成23年度、平成24年度で得た調査結果や分析結果をもとに、相談業務も含め各制度の適正な運用、効果的な連携に向けた理論的基盤を提示すことが必要となる。そのため、そのため専門家や関係者を交えて勉強会を開催したい。そこでまとめた提言についてシンポジウムを開催し啓発活動を行いたい。また論文、書籍として公刊することを予定している。

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公開日: 2014-07-24  

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