• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 研究成果報告書

日米安全保障条約の事前協議制度をめぐる密約の政治史的構造

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 23530165
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 政治学
研究機関日本大学

研究代表者

信夫 隆司  日本大学, 法学部, 教授 (00196411)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード密約 / 核持ち込み / 戦闘作戦行動 / 沖縄返還 / 事前協議制度 / 東郷文彦 / 藤山愛一郎 / 岸信介
研究概要

2010年3月、密約に関する外務省報告書・有識者委員会報告書が公開された。調査対象となった密約は、1960年の安保改定にかかる核持ち込み及び戦闘作戦行動のための基地使用、1969年の沖縄返還交渉時の核持ち込みである。ただ、これら報告書の発表によって、事前協議制度をめぐる密約問題に決着がついたわけではない。
本研究では、日米の公文書の分析を通し、核搭載艦船の寄港等が事前協議の対象ではなかったことに、当時の藤山愛一郎外務大臣は口頭では了解していた、朝鮮議事録が「討議の記録」のさらなる例外として作成された、沖縄返還にあたっての米側の眼目は、在日米軍基地使用の範囲拡大であったことを明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ボーレン・セラノ協定と事前協議制度2014

    • 著者名/発表者名
      信夫隆司
    • 雑誌名

      法学紀要

      巻: 55巻 ページ: 191-213

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 核持ち込みの事前協議をめぐる日米交渉2013

    • 著者名/発表者名
      信夫隆司
    • 雑誌名

      政経研究

      巻: 49巻4号 ページ: 71-118

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 為政者への戒めの意味も――外交と情報公開をどう考えるか――2012

    • 著者名/発表者名
      信夫隆司
    • 雑誌名

      改革者

      巻: 53巻4号 ページ: 38-41

  • [図書] 若泉敬と日米密約――沖縄返還と繊維交渉をめぐる密使外交――2012

    • 著者名/発表者名
      信夫隆司
    • 総ページ数
      409
    • 出版者
      日本評論社

URL: 

公開日: 2015-07-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi