研究実績の概要 |
研究初年度の平成23年度における理論的研究、平成24~25年度の実証的アプローチ、また平成25年度におけるアメリカ合衆国とポーランドで開催された計3回の国際会議での当該テーマに関する研究発表と意見交換による研究成果の整理、統合を受け、平成26年度においては全研究作業の総括をおこなった。 まず前年度までの研究成果の一部分を Toshio Ochi, "Apocalyptic Memories and Subjective Movements: Differentiation by Political Power in Postwar Japan," pp.55-63. としてアメリカの研究誌 Boundary 2, an international journal of literature and culture の特集号 Twin Offspring of Empire -- A Dossier: Crisis of the Everyday/Everyday Crisis: Across Time in Japan, Summer 2015: Volume 42, Number 3 に執筆し、入稿済である。また研究の他の一部分も『年報政治学2015-I』(日本政治学会)の書評論文として執筆し、入稿済である。 さらに研究全体の総括は『文化の政治、政治の文化:アメリカにおける理論とは何か』(ミネルヴァ書房)として刊行予定である。当該年度終了時には草稿はほぼ完成し、一部入稿済みである。
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