政治的危機に瀕する『越境文化遺産』の保護と平和活用－国際政治・公共政策研究の貢献

2015 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 23530210
• 研究機関: 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所
• 研究代表者: 原本 知実 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, その他部局等, 研究員 (20558100)
• 研究分担者: 星野 俊也 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (70304045)
• 研究期間 (年度): 2011-04-28 – 2017-03-31
• キーワード: 文化遺産 / 政治性 / 国家主体 / 非国家主体

研究実績の概要

本年度は産前休暇のため研究を実施することができなかった。最終年度として海外調査の実施を予定しているため、研究再開後は海外調査を含めて進める予定である。

現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

今年度は海外調査を実施し最終年度としての結論を導きだす予定であったが、妊娠により海外調査の実行が不可能になったため。来年度への延長を申請し認められたため、計画は来年度に持ち越すことになった。

今後の研究の推進方策

昨年度までの研究計画に従い、エルサレムでの現地調査を予定しており、この調査結果とこれまでの現地調査の結果をもとに、最終成果をまとめる予定である。

次年度使用額が生じた理由

妊娠による体調不良と、それに伴って海外調査等を遂行することが不可能となったため次年度仕様額が生じることとなった。

次年度使用額の使用計画

産後海外調査が可能となりしだい、本研究で調査対象となっていたエルサレムへの調査を実施する。

研究成果

• [雑誌論文] 国連は「戦後」を超えられるのか－創設70年の変容と展望」 (2015)
  • 著者名/発表者名: 星野俊也
  • 雑誌名: 外交 巻: vol.34 ページ: 118,125
• [学会発表] 国際経済・外交に関する調査(国際平和と持続可能な国際経済の実現に向けた我が国外交の役割)「核軍縮、国連等我が国マルチ外交の課題と外交力強化に向けた取組」 (2016)
  • 著者名/発表者名: 星野俊也
  • 学会等名: 参議院 国際経済・外交に関する調査会
  • 発表場所: 参議院(東京都）
  • 年月日: 2016-02-16
• [図書] グローバリズムと公共政策の責任 第1巻 平和の共有と公共政策 (2016)
  • 著者名/発表者名: 星野 俊也、大槻 恒裕、村上 正直、湯川 拓、敦賀 和外、中内 政貴、松野 明久、山田 康弘、和仁 健太郎、竹内 俊隆、中嶋 啓雄、木戸 衛
  • 総ページ数: 258(i-viii, 235-256)
  • 出版者: 大阪大学出版会
• [図書] イスラームと文化財 (2015)
  • 著者名/発表者名: 野口淳、安倍雅史、山内和也、久米省吾、有村誠、間舎裕生、有村誠、小高敬寛、足立拓朗、原田怜、近藤康久、伏屋智美、関広尚世、狩野麻里子、原本知実、田中英資、前島訓子、古井龍介、岡村隆、坂井隆、魚津知克、池田瑞穂
  • 総ページ数: 297(176-194,212)
  • 出版者: 新泉社
• [図書] 平成27年度文化庁委託 第39回世界遺産委員会審議調査事業 (2015)
  • 著者名/発表者名: 川野邊渉、二神葉子、境野飛鳥、増渕真理耶、原本知実
  • 総ページ数: 338（28-49,100-142,236-238)
  • 出版者: 東京文化財研究所
• [図書] NAVIGATING CHANGE ASEAN-Japan Strategic Partnership in East Asia and in Global Governance (2015)
  • 著者名/発表者名: Rizal Sukuma, Yoshihide Soeya, Mely Caballero-Anthony, Chikako Kawakatsu Ueki, Kavi Chongkittavorn, See Seng Tan, Takashi Terada, Duong Anh Nguyen, Thanh Tri Vo, PDP Osman Patra, Ryo Sahashi, Elina Noor, Meidyatama Suryodiningrat, Djusman Simandjuntak, Toshiya Hoshino and other 9 authors
  • 総ページ数: 308(181-203)
  • 出版者: Japan Center for International Exchange