研究課題
本研究課題に関連する平成25年度の研究実績は,査読付き国際学術誌掲載論文2本,査読付き国際学術誌掲載予定論文1本,国際学会発表3件,国内学会発表1件である.査読付き国際学術誌掲載論文の1本は,日本の消費動向調査のデータを用いて,日本の家計の期待インフレ率の分布を推定したものである.査読付き国際学術誌掲載論文のもう1本は,中国人民大学の張成思教授らとの共著論文であり,中国のGDPギャップを推定して,それを基に中国の金融政策を分析したものである.また四半期のギャップ指数のベイズ推定に関する研究成果は,査読付き国際学術誌に受理され,平成26年度中に掲載予定である.さらに四半期と月次の系列を用いて月次の景気水準指数とギャップ指数を同時にベイズ推定する研究についても論文が完成し,国内外で計4回の学会発表を行った.
2: おおむね順調に進展している
平成25年度は,四半期のギャップ指数のベイズ推定に関する研究成果が査読付き国際学術誌に受理され,四半期と月次の系列を用いて月次の景気水準指数とギャップ指数を同時にベイズ推定する研究も論文が完成した.
四半期と月次の系列を用いて月次の景気水準指数とギャップ指数を同時にベイズ推定する論文は,査読付き国際学術誌に投稿中であり,早期に受理されるように全力を尽くす.景気指数に関する研究は,次のアイデアはあるものの,とりあえず一段落した.平成26年度はインフレ期待の計測について,新しいアイデアがあるので,早急に論文にまとめたい.
複数回の国際学会発表を想定して,前年度に約60万円の未使用額を残しておいたが,それをすべて使い切らなかった.可能なら今年度も国際学会発表の旅費として使用する予定である.
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件)
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