日本の乳業メーカーなどのアジア地域での海外での乳ビジネスの展開、具体的にはキリンHD(オーストラリア)、(株)明治(タイ)、(株)雪印メグミルク(インドネシア)、(株)明治(中国)の現地での牛乳乳製品製造の特徴や原料乳調達や製品販売の動向に関する基礎的調査を行った。こうして主に次の3点が海外事業展開では重要なポイントになることが明らかになった。①信頼できるミルクサプライチェーンを構築するためにパートナーとなる企業との連携、②安全で信頼性の高い原料乳を調達するための酪農企業の選択、③既存の商品開発研究や品質衛生管理のノウハウを活用したハイブリッド商品の開発が欠かせないということである。
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