本研究は、アジア地域の日系企業と他の主要先進諸国製造業の国際競争力について、次の2つの課題を明らかにすることを目的として実証分析を行った。(1)アジア地域の製造業分野日本企業の海外事業活動は、他の欧米諸国と比較してどのような特徴があるのか。(2)日本企業の製造業分野の競争力は、他の欧米諸国との比較でどのように変化してきたか。 研究過程を(I)理論的整理と仮説の設定、(II)計量モデル作成のためのデータ分析、(III)アジア諸国のミクロデータ整理、(IV)計量モデルの構築と推定、(V)アジア地域の日系企業・欧米企業の比較検討、仮説検証の5段階に区分し、各年度研究過程に沿った研究を遂行した。
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