研究課題
基盤研究(C)
3年間の研究期間内に5本の論文を国際的査読雑誌に掲載することができた(含む予定分).主たる結果は以下の通りである.1)市場参加者の異質性(将来見通しやリスクに対する態度の違い)が金融市場に長期的な影響を与えることを示した.特に,将来見通しが必ずしも正しくない参加者が市場から退出することなく恒久的な影響を与えることを明らかにした理論結果は学術的に新しいものである.2)経済主体の異質性が証券取引の活発さや円滑さを表す市場流動性に大きな影響を与えることを示した.特にマーケット・メーカーと言われる特殊な市場参加者の行動の影響力が大きな影響力を持つことを明らかにしたのは学術的に新しいものである.
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (14件) (うち招待講演 3件) 備考 (1件)
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