研究課題
基盤研究(C)
分析対象の地方分権システムには、Tieboutの足による投票仮説では効率性を向上させる、Zodrow and Mieszkowski=Wilsonの先駆的研究から発展した租税外部性仮説では非効率性を促進する、と相反する評価がある。そこで、本研究ではスウェーデンの地域データを用いて、両仮説の検証を同時に行った。その結果、両仮説の効果は各自治体内に併存することが確認でき、特に租税外部性については、地方税率を非効率に上昇させる垂直的租税外部性が支配的になるとの帰結を得た。
すべて 2012 その他
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
Oita University Working Paper
巻: No.16
http://www.ees.ec.oita-u.ac.jp/ida/