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2013 年度 実施状況報告書

企業の資産評価額と資産売却価値の非整合性およびその問題解決へのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 23530399
研究機関山形県立米沢女子短期大学

研究代表者

鈴木 久美  山形県立米沢女子短期大学, その他部局等, 准教授 (80386523)

研究分担者 宇田川 大輔  苫小牧駒澤大学, 国際文化学部, 講師 (60434221)
キーワード実験経済学 / オークション理論
研究概要

平成25年度の活動は以下の通りである。
(1)経済学実験
オークション理論と実験経済学を利用して株式市場と清算市場で生じている企業の評価額の乖離を示すことを目的として経済学実験を行った。複数財オークションに関しては、Ausbel, L. and P. Cramton (2002)が、需要量削減という問題が存在し、買い手が価格を過少申告するという問題が存在することを指摘している。そのため、3種類のオークション方式を採用した。実験の時期は、平成26年3月である。対象被験者は、大学学部生20名×4グループである。オークションの種類は3種類である。具体的には、企業をすべて買い上げる一括方式(単一財)、企業の一部を一種類の価格で買い取る均一価格方式(複数財)および企業の一部を複数の価格で買い取る個別均一価格方式(複数財)である。実験結果のデータ処理・分析を行い、複数財のオークションでは需要削減問題が発生していることがわかった。
(2)論文投稿作業
上記の実験とは別の実験およびその結果に関する研究成果を論文として取りまとめ、雑誌に投稿する準備をした(26年度4月に投稿済み)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成24年度は予定していた経済学実験が行えず、研究が遅れていたが、平成25年度は平成24年度分の実験及び平成25年度分の実験を行うことができた。加えて、実験結果の分析も予定通り進行しているため。

今後の研究の推進方策

平成26年度は最終年度であるため、昨年度までに行った経済学実験の分析結果を取りまとめ、ワークショップへの参加や学会報告を行う予定である。また、ワークショップや学会でのコメントを受け、論文として取りまとめる予定である。

次年度の研究費の使用計画

論文投稿支援パックを利用していますが、3月末に投稿予定だったものが4月頭にずれ込みました。支払いは、すべての作業が終了した時点でなされるため、予定分が平成25年度に使用されなかったため(約20万円)。
投稿を3月末に予定していたものが4月頭にずれ込んだため、平成25年度に投稿料が使用されなかったため(約1万円)。
実験結果を確認後、追加実験を行う予定でしたが、本実験が3月に行われ、追加実験が平成25年度内に行えなかったため(約25万円)
平成26年度に論文投稿および追加実験で利用予定(投稿支援パックおよび投稿料に関しては平成26年4月に支払済み)。

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公開日: 2015-05-28  

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