研究課題
基盤研究(C)
本研究は、第一次大戦直後から第二次大戦後にかけてのポーランドで導入されたさまざまな経済制度が、ポーランド人および当時数多く居住していたユダヤ人・ドイツ人の社会経済生活に及ぼした影響の分析を通じて、経済と民族問題の関係を解明するものである。本研究では例えば、1929年の世界恐慌とそれに対する社会経済政策的な対応が、ポーランドのクラクフ市で活動していたポーランド人とユダヤ人の製パン業者たちの間の関係を悪化させた過程が明らかにされた。
経済史