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2013 年度 実績報告書

第2次世界大戦後イギリスにおける労働市場政策・積極的労働政策と移民政策の相互関連

研究課題

研究課題/領域番号 23530418
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

奥田 伸子  名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (00192675)

キーワード国際労働力移動 / エスニックマイノリティ / イギリス / 労働市場 / 国際情報交換
研究概要

25年度は本研究の最終年として以下研究活動を行った。
25年6月には、新羅大学(大韓民国・釜山)で開催された第5回日韓ブリテン史学会において、'Foreign workers or Minority Youth? ―― Employment Policy of the British Government in late 1970s and the early 1980s'と題した報告を行った。これまでの研究の成果であり、1970,80年代における外国人労働者導入政策と、エスニック・マイノリティ第2世代の状況を関連づけて論じた。政策については、23.24年度に収集した資料、第2世代については、1983年のLabour Force Surveyを利用した。報告時間が限られており、十分に議論を展開することができなかった。学会では有益な情報、コメントを得ることができた。これらを含めて、不十分だった点を補って、英文論文を執筆中であり、26年秋までに投稿する。
これまでの研究において、特に若年者が雇用されている低賃金労働について検討してきたが、その一つに、飲食業(Catering industry)がある。この産業において、1950年代から外国人労働者を導入する一方、特に南アジア諸地域や中国からの移民がエスニック・レストラン等を経営し、それが梃子となり連鎖移民が行われた。その一方、ツーリズムの発展や、イギリス、特にロンドンのグローバル経済化に伴い、飲食業を含めた対人サービス業の雇用者比率が増加する中で、同産業の労働者不足が問題が現在でも深刻な問題となっている。このような現代的な課題を受け、26年9月に学習院大学において行われるシンポジウム 'Who is cooking and who is waiting for you when you eating out in Britain? :Eating out cultures and low-paid foreign workers 'にというタイトル(仮題)に報告を行う予定である(26年4月上旬に報告決定済み)。
26年2,3月には上記にかんする新しい資料および、これまでの出張で収集できなかった資料収集のためにイギリスに出張した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Who is cooking and who is waiting for you when you eating out in Britain? ― Eating-out culture and low-paid foreign workers―2014

    • 著者名/発表者名
      Nobuko Okuda
    • 学会等名
      International Conference Moving Around: People, Things and Practices in Consumer Culture’
    • 発表場所
      学習院大学
    • 年月日
      20140904-20140906
  • [学会発表] Foreign workers or Minority Youth? ―― Employment Policy of the British Government in late 1970s and the early 1980s

    • 著者名/発表者名
      Nobuko Okuda
    • 学会等名
      the 5th Japanese-Korean Conference of British History
    • 発表場所
      新羅大学(大韓民国・釜山)

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公開日: 2015-05-28  

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