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2013 年度 研究成果報告書

近世ロンドンにおける役職制度と地域社会の変容

研究課題

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研究課題/領域番号 23530420
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経済史
研究機関早稲田大学

研究代表者

中野 忠  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 名誉教授 (90090208)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードロンドン / 地域社会 / 役職 / 自治 / 移動 / 救貧法 / 区 / 公共圏
研究概要

16世紀のロンドンはフリーメンが大多数を占め、彼らが地域の自治に役職を通じて参加する都市だった。この制度の枠組みは存続するが、それを支える原理は17世紀以降、しだいに変化した。罰金支払いによる役職忌避が広がり、役職の一部は有給の職員の雇用や請負によって置き換えられた。地域人口の高い流動性も役職制度の機能の障害となった。大火以後の移動の高まりに対して、転入者を役職制度に組み込むための努力も払われた。しかし役職を通じての奉仕よりも地方税の支払いがより重要な住民の貢献になっていった。教区ごとの救貧税により貧民を救済する救貧法の定着が、この傾向を促進した

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 近世ロンドンの転入住民名簿:役職と移動に関する一資料2013

    • 著者名/発表者名
      中野忠
    • 雑誌名

      早稲田社会科学総合

      ページ: 63-78

  • [雑誌論文] 近世ロンドンの地域社会と役職制度:聖ダンスタン教区の事例2011

    • 著者名/発表者名
      中野忠
    • 雑誌名

      早稲田社会科学総合研究

      ページ: 73-102

  • [学会発表] 近世ロンドンのマイクロ・ヒストリー―住民の移動を中心に―2012

    • 著者名/発表者名
      中野忠
    • 学会等名
      イギリス史研究会
    • 発表場所
      青山学院大学11号館
    • 年月日
      2012-06-30
  • [図書] 一八世紀イギリスの都市空間を探る「都市ルネサンス」論再考2012

    • 著者名/発表者名
      中野忠
    • 総ページ数
      271
    • 出版者
      刀水書房
  • [図書] 社会経済史学の課題と展望2012

    • 著者名/発表者名
      中野忠
    • 総ページ数
      224-237
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2015-07-16  

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