研究課題/領域番号 |
23530431
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
齋藤 達弘 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (80303105)
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キーワード | 経営財務 / 銀行論 / 株式公開 / 地方企業 / 地方銀行 |
研究概要 |
本研究は,地方に本社を置く株式公開企業が上場に至る過程において,地方銀行がその企業に対してどのような役割を果たしているかを,企業の視点(資金調達,人材支援,情報提供など)から解明することを目的する.この研究では,企業が上場に至る成長段階に 焦点を当てて,地方企業と地方銀行のメインバンク関係を明らかにしたいと考える. 平成25年度は,データの収集と整備を進めながら,単著「地方銀行の審査部門 組織と役員からの考察」と単著「一正蒲鉾株式会社の財務政策」を発表した.また,新潟大学経済学会ワーキング・ペーパーとして,単著「雪国まいたけの創業経営者の辞任から学ぶコーポレート・ファイナンス」No.163 と単著「地方から新興株式市場への新規株式公開 2008年から2013年まで」No.164 を発表した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成25年度,株式市場は上昇し,新規株式公開(IPO)は増加した.しかし,本研究が対象とする地方に本社を置く企業のIPOは依然として少なく,サンプルの収集とサンプル・サイズの拡大が難しかった.暫定報告として,単著「地方から新興株式市場への新規株式公開 2008年から2013年まで」No.164 を発表したものの,本格的な計量分析には着手できていないため,当初研究実施計画よりもやや遅れているという状況にある.
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今後の研究の推進方策 |
今後も,引き続き,予定していた分析に必要なデータの収集と整備を進める.しかし,新規株式公開(IPO)は,復調の兆しはあるものの,依然として低迷し続ける可能性がある.そこで,当初研究実施計画よりも,事例研究に重点を置きながら進めることにする.
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度,株式市場は上昇し,新規株式公開(IPO)は増加した.しかし,本研究が対象とする地方IPOは依然として少なく,サンプルの収集とサンプル・サイズの拡大が難しかったために進捗が思わしくなかった. 次年度は,事例研究に重点を置き,研究代表者の問題意識に現実的な妥当性があるかどうかをチェックするために,企業や銀行への聴き取り調査を実施しようと考えている.次年度の研究費はそのために使用する計画である.
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