研究課題/領域番号 |
23530447
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
水野 基樹 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20360117)
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研究分担者 |
中島 宣行 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (40053350)
山田 泰行 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80531293)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | チームビルディング / 多重役割 / 看護組織 / モチベーション / 組織開発 / キャリア |
研究概要 |
1.看護組織のためのチームビルディングの実践とその効果の検討看護組織のためのチームビルディング・プログラムを作成し首都圏の大学病院に勤務する看護師(師長、主任、スタッフ、計42名)を対象に2日間(一泊二日)のチームビルディングを計2回実施した。実施したチームビルディングは、参加者(対象者)を各5~6名のグループに分け、グループごとに課題にチャレンジする体験学習型のプログラムであった。尚、本プログラムは、TPI( TODAI PERSONALITY INVENTORY;東大版総合人格目録)や組織開発を専門とする企業が版権を有する様々な組織開発ツールを通じ、自己開示とフィードバック(傾聴)、内省を繰り返すことで、自己理解と他者理解を促進し、さらには相互理解の関係性を構築するよう企画されたものである。プログラムの終了後には、チームビルディングの効果を検討するため、1週間の期間を設定し、A4サイズ1枚の自由記述シートを用い、プログラムを通じて学んだこと及び感想を記述するよう参加者に求めた。2.多重役割マップ(MRM)のガイドラインと調査シートの作成多重役割マップ(MRM)のガイドラインを再吟味し、対象者(看護師)が独力でおこなうことができるようMRMの記入ガイドラインまでを含めた調査シート(MRMシート)を作成した。作成されたMRMシートを用い、平成24年度に、大学病院および総合病院で勤務する看護師を対象に調査を展開する予定である。3.成果の公表チームビルディング実施後に参加者から得られた内省報告(記述)を深く吟味した結果、チームビルディングの介入効果に相当する記述が数多く抽出された。チームビルディングの効果の類型化や構造化を試みるために、得られた記述の分析を現在進めており、その研究成果を平成24年度の人類働態学会をはじめ日本国内外の学会および講演にて適宜、公表していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、研究が展開できているため。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り研究を展開する。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初の計画通り研究費を使用する。
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