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2012 年度 実施状況報告書

チーム医療の実現を目指した看護組織のチームビルディングに関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23530447
研究機関順天堂大学

研究代表者

水野 基樹  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20360117)

研究分担者 中島 宣行  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (40053350)
山田 泰行  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80531293)
キーワードチームビルディング / 多重役割 / 看護組織 / モチベーション / 組織開発 / キャリア
研究概要

平成23年度の研究成果に基づき、平成24年度は大きく以下の2点について研究を展開した。
1、看護組織のためのチームビルディングの実践とその効果の検討
首都圏の大学病院に勤務する看護師(師長、主任、スタッフ、計38名)を対象としたチームビルディング(TB)研修を2012年2月2日(土)~3日(日)の日程で実施し、その効果の検討をおこなった。TBは、参加者を5~6名のグループに分け、相互理解を深めることを目的とした人間関係トレーニングに基づく体験学習型の研修プログラムであった。そして、本研究では協同作業に対する認識の変容の視点から、TBを体験した効果を明らかにするために、協同作業認識尺度を質問紙として採用し、TBの直前、直後に実施した。得られたデータについては現在解析を進めており、順次研究成果の公表(学会発表、論文投稿)を予定している。
2、看護師への多重役割マップ(MRM)に基づく介入
「多重役割マップ(MRM)」を看護師に応用するための予備調査を展開した。具体的には、MRM を体験した看護師(総合病院に正職員として勤務する40 代の看護師2 名)に対してヒアリングと観察評価を行い、MRM の実現可能性と調査上の留意点を検討した。
その結果、本調査により、MRM は看護師に適用可能であること。看護師を対象とした場合の実施時間は60 分から90 分程度であること。課題の難易度とPSP(positive spillover) やNSP(negative spillover) の思い出し易さに個人差が見受けられたため、トレーニングをうけた調査者が対面でファシリテートする必要があること。興味を持って課題に取り組んでもらえる傾向があること。他者のMRM を提示することで参加者の自己分析や自己啓発を促す可能性があること、等が確かめられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画通り研究が展開できているため。

今後の研究の推進方策

当初の計画通り研究を展開していく。

次年度の研究費の使用計画

当初の計画に基づき、研究費を使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 看護師に多重役割マップ(MRM)を用いた介入研究を実施する際の留意点

    • 著者名/発表者名
      山田泰行、水野基樹、榎原毅、上島通浩、広沢正孝
    • 学会等名
      人類働態学会第41回東日本地方会
    • 発表場所
      電気通信大学

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公開日: 2014-07-24  

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