研究課題/領域番号 |
23530461
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
鳥羽 達郎 富山大学, 経済学部, 准教授 (40411467)
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研究分担者 |
河野 三郎 富山大学, 経済学部, 教授 (70205342)
佐々木 保幸 関西大学, 経済学部, 教授 (20268288)
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キーワード | 企業の社会的責任 / 小売業 / 国際化 |
研究概要 |
平成24年度は、「収集した情報の整理」と「実態調査の実施」を課題として掲げてきた。前年度(平成23年度)に収集した先行研究や企業の報告書(公開資料)からなる多様な情報源を最大限に活用しながら、総合スーパーのカルフール(フランス)とオーシャン(フランス)、家具・日用品を取り扱う専門店のイケア(スウェーデン)、そしてカジュアル衣料の専門店であるへネス&マウリッツ(スウェーデン)とインディテックス(スペイン)などの分析対象企業について、「CSR活動に取り組むようになった経緯」「どのような意識をもっているのか」、そして「どのような活動を実施しているのか」といった側面から分析した。また、こうした取り組みの成果は、学会報告、著書、そして富山大学経済学部で発行される『富大経済論集」や『ワーキング・ペーパー』を通じて発表してきた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度は、「収集した情報の整理」と「実態調査の実施」という研究課題を順調に進めることができた。同時に、その成果を学会報告や論文執筆という形で積極的に発表してきた。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度は、「実態調査の実施」と「調査研究の検討と報告」を課題として設定する。最初に、前年度に引き続いて実態調査に取り組むことで事例研究を充実させる。次いで、平成23年度から実施してきた研究成果の包括的な検討に取り掛かる。これまで実施してきた研究活動の成果を総括する段階として位置づける。具体的には、研究活動で明らかにできたことを確認すると同時に、研究課題を明確にすることが主たる目的となる。可能な限り国内外の学会や研究会等にて研究成果を報告する機会を設け、その精緻化を図ることが重要な課題となる。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度においては、「研究資料の収集」「企業の視察調査」、そして「学会報告」などに研究費を利用してきた。次年度においても、引き続き以上と同様の活動に研究費を活用させて頂くことを計画している。
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