宮崎大学医学部が開発した匿名化電子カルテより、医療ミスを疑似体験できる教育用電子カルテを作成し、宮崎大学医学部学生へ医療安全教育の中でアクションリサーチを実施した。 このリサーチより、学生が医療ミスを予防できる実践的知識獲得の過程で、既存の知識を共有・活用し、新たな知識を創造しているかを説明するナレッジマネジメントの理論モデルを構築した。このモデルに基づく医療安全教育で学生たちが、医療ミスの予防に必要な経験知を獲得する実践的ガイドラインも作成した。 さらに改善した教育用電子カルテを用いた医療安全教育は、多職種がともに学習しながら、経験知を共有することが、今後の医療で重要になることを明らかにした。
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