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2011 年度 実施状況報告書

中国の日系企業によるサプライチェーン上流に向かう技術スピルオーバーの効果と動向

研究課題

研究課題/領域番号 23530491
研究機関城西大学

研究代表者

福島 和伸  城西大学, 経営学部, 教授 (40316675)

研究分担者 香村 俊武  城西大学, 経営学部, 教授 (20015556)
大島 卓  城西大学, 経営学部, 教授 (80145804)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード国際情報交流・中国 / 国際研究者交流・中国
研究概要

本研究のテーマであるスピルオーバーに関する具体的な事例を予備調査として収集するために、日本国内および中国の日系企業を訪問した。具体的には、平成23年9月に中国の大連および上海において現地調査を行った。また、大連理工大学および上海交通大学の研究者との研究交流、意見交換を実施した。とくに大連理工大学に対しては、平成24年度の本格的なアンケートおよびインタビュー調査に備えて、大連での一部の予備調査を委託し、アンケート項目についての検討を共同で行った。また、国内でも、予備調査を行い、とくに具体的には2社について、その経営者・管理者との討議を繰り返し、意見交換の中から、本調査に向けての調査項目についての重要なヒントを得ることができた。 また、上記の予備調査と並行して、サプライチェーン上流に向かう技術のスピルオーバーに関する理論的な整理を行った。ここには、過去の研究についての文献調査、文献研究による事例収集、そして、その事例およびあらたに上記の予備調査で集めた事例を付け加えて、どのようなスピルオーバーの方法(結果として方法も含む)があるのか、その分類整理と分析を試みた。 以上とおり、今年度の研究の成果(アウトプット)としては、平成24年度以降の本調査のための調査項目の作成、調査方法の作成が主たるものである。ただし、魏実スピルオーバーに関する理論的な整理の結果については、城西大学大学院経営学研究科の紀要(The Josai Journal of Business Administration)に論文を1通掲載した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成23年度は、平成24年度以降の本調査のための準備として、その理論的な整理をよび予備調査を実施した。平成23年度に関しては、一部の実施校項目を修正した部分もあるが、概ね当初の研究計画どおりの達成を得ることができた。

今後の研究の推進方策

本研究の今後の2年間、すなわち平成24年度および25年度についても、当初の研究計画のとおり、本調査を実施して、結果の分析と得られた知見についてのまとめを行うものとする。また、平成23年度は、予備調査という段階であっため、本研究成果としての論文は1通のみであったが、平成24年度以降、積極的に論文化して研究結果の報告をするつもりである。

次年度の研究費の使用計画

当初の平成24年度の研究費使用計画にしたがって行う予定である。ただし、平成23年度の残額があるので、中国からの研究者を招聘して、研究者交流を充実させたいと考えている。これによって、平成24年度は、研究の進展をはかる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Effective Channels for Knowledge Transfer to an Upstream Supply Chain2012

    • 著者名/発表者名
      Minglei Wang, Kazunobu Fukushima
    • 雑誌名

      The Josai Journal of Business Administration

      巻: Vols.8&9, No.1 ページ: pp.47-52

    • 査読あり

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公開日: 2013-07-10  

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