研究開発、製品開発という二つの調査を2007年から継続し、8年間で変化した項目、しなかった項目を明らかにした。研究開発については247項目中50項目、製品開発については250項目中28項目のみで有意なトレンドが見いだされた。変化した項目から、研究開発においては「海外でのR&Dの自律化と成果向上」というポジティブなトレンドがみられたものの、「技術や品質の強化の一方での開発スピードの低下」「自社の製品,技術的な強みの低下」といった問題が生じていることが明らかとなった。特に「外部連携のための人的交流機会の縮小」「ユーザーとの関係の変化」などオープン・イノベーションが困難となっていることがわかった。
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