研究課題/領域番号 |
23530547
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
朴 正洙 早稲田大学, 商学学術院, 研究員 (60507870)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 敵対心(Animosity) / 消費者エスノセントリズム / カントリー・オブ・オリジン |
研究概要 |
本研究課題の初年度の研究活動は、以下のようであり当初の予定通り遂行された。マーケティング及び消費者行動研究において、消費者が抱く「敵対心」に関する研究は、原産国イメージ効果に関する研究の観点からアプローチされてきたので、関連先行研究を網羅的に調べることと同時に、定性調査、定量調査などを積極的に実施した。<調査の実施> 研究計画と初年度の先行研究成果に基づいた調査(定性調査、定量調査)を展開した。初年度の研究目的は、これまでの研究の中で浮上したいくつかの課題を明らかにするための調査を行うことにした。具体的には、調査対象国の消費者における「敵対心」の現状と実態を把握するに重点をおいた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初計画していたように研究が進んでいると評価できる。平成23年度の4月から11月までは、既存の研究成果とこれまでの調査課題を確かめるために綿密な文献研究と既存の調査データの解析を行った。これらの調査結果に基づき12月から平成24年1月までは、現地調査の代わりに応募者が在職している大学の留学生を対象に質的調査を行った。その後、平成24年度2月には、中国現地における定性調査を実施した。3月には日本の消費者を対象にインターネット調査を行った。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年4月からは、既存収集データと予備調査結果を多変量解析により比較分析し、この分析結果を元に、仮説モデルを構築する。さらに、追加的な予備調査を6月から7月に行う。その調査結果を分析して、最終的な本調査の仮説モデルを構築する。その後、9月から12月までに、本調査を実施する。本調査は、各国の消費者を対象に定量及び定性調査を行う。平成25年1月から4月にかけては、調査結果を様々な側面から分析する。本調査の分析結果を途中過程で、応募者が参加している学会の全国大会及び学会の部会で報告する。
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次年度の研究費の使用計画 |
本研究は、日本と日本の主要な輸出相手国4カ国の消費者を対象とする国際比較研究である。そのために、研究費の大半を海外調査費(定量・定性)として出費する予定である。
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