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2011 年度 実施状況報告書

組織資本の構成要素とマネジメントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23530585
研究機関首都大学東京

研究代表者

細海 昌一郎  首都大学東京, 社会(科)学研究科, 教授 (80287953)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2016-03-31
キーワード知的資本 / 企業業績 / 人的資本 / 組織資本 / イノベーション資本 / 関係資本 / 組織IQ
研究概要

本年度は本研究の初年度であるので,当該研究に必要な文献を収集・整理した。また,関連する先行研究をレビューし,研究デザインを構想した。 前年度までの研究テーマである「組織資本が企業価値に与える影響の研究」で収集したアンケート・データをもとに分析を行った。具体的には,組織資本の構成要素に関連する組織IQのデータを利用して,共分散構造分析(SEM)による分析を行った。その研究成果について,マレーシア・クアラルンプールにおけるアジア太平洋管理会計学会(APMAA)の第7回大会において,研究発表を行った。 また,年度末に法政大学イノベーション・マネジメント研究センターにおいて知的資本と企業業績に関する講演会を行ったが,質問票調査の予備調査として,そこで知りあった何名かの企業の方々にインタビュー調査を行った。  さらに,統計データ分析の新たな知識も必要であるので,本研究で必要な統計データ分析方法について確認を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は本研究の研究初年度であるので,研究デザインの構想が中心であったが,当該研究に必要な文献や先行研究等をレビューした。 本年度は研究の準備段階であるので,その意味ではおおむね順調といえるかも知れない。 しかし,研究の大きな進展に直結するようなアイデアはなかなか生まれていない。企業業績との関係が間接的で明らかでない組織資本の構成要素とそのマネジメントを明らかにする研究デザインについては,現在も模索中である。

今後の研究の推進方策

組織資本の構成要素とそのマネジメントを明らかにする研究デザインについて,より広い先行研究をレビューして,構築する予定である。 外国企業のデータも含め,知的資本に関する定性的データをどのように収集するか,検討する予定である。 また,我が国上場企業を対象とした研究だけでなく,外国企業も対象とした研究をどのいように行えばよいか,検討する予定である。

次年度の研究費の使用計画

次年度は,組織資本の構成要素とそのマネジメントについて,その一端を明らかにするため,企業データベースを利用した研究を行う予定である。 また,前年度から一部の研究費を繰り越しているが,それは研究に必要な企業データベースが予想以上に高価であることが判明した等の理由からである。外国企業のデータも含め,企業の組織構造等内部状況が明らかになるデータの収集に努めたい。 さらに,本年度も中国・アモイで行われるアジア太平洋管理会計学会(APMAA)の第8回大会等に参加する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Intellectual Capital and Corporate Performance-Empirical Study on Intellectual Capital Using Organisational IQ-2011

    • 著者名/発表者名
      Shoichiro Hosomi and Nohiro Tsuchida
    • 学会等名
      7th APMAA Conference 2011
    • 発表場所
      Kuala Lumpur, Malaysia
    • 年月日
      2011 – 1119

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公開日: 2013-07-10  

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