米国証券取引委員会(SEC)と日本の金融庁・企業会計審議会による国際財務報告基準(IFRSs)の強制適用の規制措置について、両国の制度的・政策的見地から解明した。また、世界金融危機後のG 20サミットの首脳宣言に掲げられた「単一の高品質でグローバルに認められた会計基準」の意義とIFRSsを支持する国際機関の法的根拠とその正当性を解明した。 併せて、IFRSsをフルアドプションした韓国の上場企業の導入後分析を通じて、IFRSs導入による会計の透明性や会計信認度の向上について明らかにした。また、IFRSs適用による会計の品質への影響、経済的帰結およびIFRSsの導入効果なども整理し、導き出した。
|