本研究の課題は「『個人化・私化・心理化』論の展開-社会概念の再構築を目指して」である。本研究は、上記の課題のもとで、個人化・私化・心理化概念を総合的にとらえるとともに、それらの総合的な概念の整理のもとで現代社会の特徴を捉えることに成果があった。また、その研究を、南オーストラリア大学・ホーク研究所のエリオット教授らのグループと共同して行うことで国際的な研究を目指したが、国際会議の会議や共同著書や論文の発行によって十分な成果を出すことが出来た。国際比較の成果としては、エリオット教授の「新しい個人主義」の日本社会での現状に関する研究などがある。
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