研究課題/領域番号 |
23530622
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
江原 由美子 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (20128565)
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研究分担者 |
左古 輝人 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (90453034)
鶴田 幸恵 千葉大学, 文学部, 准教授 (00457128)
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キーワード | ジェンダー |
研究概要 |
「ジェンダー」という概念それ自体に照準し,専門知と日常知の関係をあきらかにするという,これまでの研究方針ににもとづき,各自データの収集・分析をすすめ,研究内容をまとめた.以下の内容はそれぞれ,ひとつの報告書としてまとめられ,現在編集作業をおこなっている. 左古研究分担者は,検索語「ジェンダー」で該当する論文を網羅的に収集したコーパスを完成させ,「ジェンダー」概念のフレーム(関連概念との共起関係)がいつどのように変遷したのかを量的に分析し,日本社会学会大会において発表した. 鶴田研究分担者は,相互行為のなかで実際に「ジェンダー」に関するふるまいがおきる様子を,医療従事者やトランスジェンダーのひとびとへのインタビュー調査にもとづいて分析し,日本社会学会大会において発表した. 林原連携研究者は,保守系論壇誌『諸君!』所収の記事を対象に,反フェミニズム言説がどのように変遷して,近年のバックラッシュ言説が登場したのかを分析し,日本社会学会大会において発表した. 江原研究代表者は,①「ジェンダー」概念の導入や否定をめぐるかけひき(鶴田・林原両研究者が質的に分析)を,②「ジェンダー」概念の変遷という文化的背景(左古研究者が量的に分析)に位置づけた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
それぞれの研究進捗は,日本社会学会大会において発表された.また,その内容は各自報告書としてまとめた.現在,公刊のための編集作業をおこなっている.
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今後の研究の推進方策 |
今年度前期中に報告書の編集作業を終え,公刊する.具体的には5月中に編集作業を完了し,6月以降印刷業者と連絡をとり,公刊の手続きを進める.
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次年度の研究費の使用計画 |
日本社会学会での研究発表を,報告書としてまとめ公刊するという作業が,25年度中に終えることができなかった.今年度中に報告書を作成し,公刊する. それぞれの執筆者の報告書の執筆はすでに終了しており,現在編集作業中である.5月中に,編集作業を終え,6月中に印刷会社と連絡をとり,前期中に公刊する.
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