研究課題/領域番号 |
23530624
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
篠木 幹子 中央大学, 総合政策学部, 准教授 (20398332)
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キーワード | 社会的ジレンマ / 社会調査 / 地球温暖化 / ごみ問題 |
研究概要 |
本年度は、社会的ジレンマの測定方法に関して昨年度行った検討の結果を、学会で報告し論文にまとめた。この論文では、行為者の視点を含めた社会的ジレンマの了解問題について実証データを分析し、個人は仮説的にごみ問題を社会的ジレンマとしてとらえる可能性があるが、実際の行動については、社会的ジレンマの枠組みの中で行動する人と、社会的ジレンマの枠組みから外れて行動する人がいる可能性があることを示した。 さらに、具体的な社会調査の調査票を作成するために、日本の学生とイランの学生を対象に、地球温暖化をテーマとした国際比較調査を行い、社会的ジレンマの認識について検討した。分析の結果、日本の学生もイランの学生も、社会的ジレンマの認識や環境問題全体に対する認識、また、地球温暖化等に関する知識などに大きな差がないことが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
妊娠と産休のため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度実施した日本とイランの国際比較調査の分析を詳細に行い、日本の成人に対する社会的ジレンマの本調査の土台をつくり、調査を実施する。
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次年度の研究費の使用計画 |
妊娠・産休のため。 住民を対象とした調査のサンプリング、調査票の印刷および送付、データ入力等に使用する。
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