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2012 年度 実施状況報告書

「縮小社会」における持続可能な地域社会の発展に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23530678
研究機関北海学園大学

研究代表者

内田 和浩  北海学園大学, 経済学部, 教授 (60279445)

キーワード国際情研究者交流 韓国 / 縮小社会 / 持続可能な発展 / 社会関係資本 / 社会的排除 / 大都市 / ライフヒストリー
研究概要

当該年度は、韓国での本格的な調査と資料収集、そして中間成果の報告と研究交流を行った。
1、札幌市内のフィールドワークとして、もみじ台団地地区での調査と資料収集を行い、韓国・大田広域市との比較研究を行った。
2、成果報告として、11月に済州島で開催された日韓生涯学習研究セミナーにおいて、「大都市における地域社会教育実践成立の可能性-地域コミュニティと担い手をめぐる日韓(札幌・大田)比較から-」と題して研究報告を行い、同題目での研究ノートを『経済論集』第60巻第3号(北海学園大学経済学会,2012.12)に掲載した。
3、11月の済州島訪問では、韓国の地方自治制度や「まちづくり」に関する資料収集を行った。
4、3月に大田広域市・釜山広域市・ソウル特別市を訪問し、現在各大都市で行われている具体的な「まちづくり」を視察するとともに資料収集を行った。大田広域市では、地域づくりリーダーへのライフヒストリー調査を継続して行うとともに、東区庁での聞き取り調査や資料収集、大田大学校図書館での文献収集等を行った。
5、しかし、北九州市での本格的地域調査はできなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

札幌市での地域調査は、札幌市役所からのデータ提供によって、直接的地域調査から間接的調査へと変更したことによって昨年度の遅れを取り戻した。しかし、北九州市での調査は行うことができなかった。韓国での調査は、現地での人的ネットワークの広がりと確立により、本格的に展開できるようになったが、逆に当初よりも突っ込んだ調査が必要となって来たことが明らかになり、全体としてはやや遅れた状況となっている。

今後の研究の推進方策

1、札幌市の地域調査については、札幌市役所の協力による資料分析を中心に進める。
2、北九州市の八幡東区大蔵地区については、早い段階での地域調査と資料収集を実施したい。
3、韓国での継続的な調査は、夏休み期間を利用して約1ヶ月程度現地に滞在しながら、フィールドワークによる地域調査と分析を行っていく。
4、年度末をめどに研究成果報告書をまとめて行く。

次年度の研究費の使用計画

韓国でのフィールドワーク調査を中心に長期的な地域調査を実施していくため、繰越金を含めて豊富な旅費が必要であり、収集した文献資料の翻訳作業も多く、繰越金を含めて充分な謝金が必要である。年度末には、研究成果報告書を作成するため、印刷製本費が必要となる。フィールドでのデータ入力・分析のためノート型パソコンの購入も行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 「韓国・済州島を訪ねて~済州特別自治道でのまちづくり~」2013

    • 著者名/発表者名
      内田和浩
    • 雑誌名

      『社教情報』(一般社団法人 全国社会教育委員連合)

      巻: No.68 ページ: 54頁 56頁

  • [雑誌論文] 「大都市における地域社会教育実践成立の可能性-地域コミュニティと担い手をめぐる日韓(札幌・大田)の比較から-」2012

    • 著者名/発表者名
      内田和浩
    • 雑誌名

      『経済論集』(北海学園大学経済学会)

      巻: 第60巻第3号 ページ: 147頁 164頁

  • [学会発表] 韓国・大田広域市におけるコミュニティ政策の変遷と「まちづくり」の動向

    • 著者名/発表者名
      内田和浩
    • 学会等名
      コミュニティ政策学会第12回大会 自由論題報告部会
    • 発表場所
      西南学院大学

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公開日: 2014-07-24  

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