本研究では、アンペイド・ワークの現状とその再配分政策についての各国の実態を把握した。とくに、農村部において、女性や若者の労働がどのように変化し、サブシステンス・エコノミーを再編成しているかを把握しようとした。その結果、アンペイド・ワークはグローバル化とローカル化の圧力の元で、常に再編成されていること、ジェンダー分業の再編には意識的な計画が有効である事がわかった。同時に、サブシステンス経済の再編成の様態はいくつかに類型化されることがわかった。これらの新しい動向を、サブシステンスの観点から分析する事のできる新たな枠組みの構築をおこなった。
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