外国籍母子支援団体等を対象とした調査結果を踏まえ、援助者を対象とした研修プログラムを試行的に実施した。施設を利用している母子は、家庭内暴力(DV)、虐待、人身取引、離婚、虐待等の危機的状況に置かれた経験を持っている。利用者との援助関係の形成およびアセスメントや問題解決においては、語学スキルだけではなく相談援助のための専門的知識や技術、さらに文化への理解、秘密保持などの原則や価値を理解が重要となる。 また、教育プログラムの開発においては、グローバルスタンダードの観点から、人材養成を担う教育レベルでコンテンツとして、文化的側面を包含した実践理論システムの構築の必要性が明らかとなった。
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