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2014 年度 実績報告書

障害児の里親養育拡充をめざして-日中比較調査とライフストーリーワークによる支援

研究課題

研究課題/領域番号 23530771
研究機関早稲田大学

研究代表者

川名 はつ子  早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (50091054)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード社会的養護 / 里親養育 / ライフストーリーワーク / 国際比較 / 障害児 / 中国 / イタリア
研究実績の概要

研究代表者の川名はつ子が2013年度イタリア滞在中に収集した以下のデータをまとめ中。/イタリアの養子里親の全国組織(ANFAA)フィレンツェ支部における定例会や研修などの見学した。/ANFAAに集う養親たちへの個別インタビューから①国内養子と国際養子とでは手続きが異なる、②国内の要保護児童は里親に委託し、2年以内に実親家庭に復帰できない時は未成年裁判所の審判により国内養子縁組の手続き開始、③アフリカや中近東、ロシアなどから流入する子どもは国際養子縁組の手続きを踏んで登録済みの養親に斡旋、④いずれの場合も子どもは安定した地位を得て、好ましい成長をしている。/ダウン症をもつ日本人女児が、フィレンツェ市で小1~中1まで市のサービスを受けながら暮らしている様を、放課後の自宅・近隣における補助教員の支援と、学校における支援教員の観察を通して調査した。これらのサービスの根拠になっている統合教育のためのガイドライン(1991年教育大臣発出)を入手して第61回日本学校保健学会(2014年11月金沢)で紹介した。/「子どもたちのルネッサンス―フィレンツェ インノチェンティ捨児養育院の養護の歴史とライフストーリーワークの試み」と題して、2014年10月、早稲田大学において院長アレッサンドラ・マッジ氏と主任学芸員ステーファノ・フィリッポーニ氏によるセミナーを開催した。活発な質疑応答の記録を収録した報告書を作成中である。
・2014年9月、金潔氏とともに上海・成都・重慶の児童福利院・里親宅等を訪問し、上海の曾凡林教授の協力を得てインタビュー調査を実施した。その逐語録を作成中である。
・第6回ライフストーリーワーク(LSW)実践・研究交流会を、2015年2月に2日間、早稲田大学で開催した。平田修三氏が実行委員長を務め、関西からも実践記録を携えて多数の参加者があり、東西の交流が進んだ。

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公開日: 2016-06-01  

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